ヨーロッパ旅行記〜アムステルダム〜
朝起きる
おはよう!とっても良い朝です。今日はアムステルダム観光。昨日買っておいた、48時間公共交通機関乗り放題チケットで出かけましょう〜!
オランダのトラムは青白でとっても綺麗です。絵になりますね。
オムレツが有名らしいので、オムレツで朝ごはん。チキンとバジルとモッツァレラのを選びました。卵ふわっふわとろっとろ、モッツァレラがモッツァーと伸び、食べ応えのあるごろごろチキンであまりにも美味しい。うわー、オムレツって正直オムライス の下位互換だと思ってたけど、こんなに美味しいししっかりお腹にたまるんだねえ。日曜日のブランチとかに、お家で作ってみたいおしゃメニューだわ!
そして、店内で機械がガシャガシャ絞ってる、フレッシュオレンジジュースがすっっっごく甘くて美味しーい!オレンジジュースって酸っぱくて、酸で身体がカッカ熱を持っちゃうので苦手だったのですが、これは全然酸っぱくない!酸っぱくないのに、とっても爽やかでビタミン体内に直送という感じだー!これはオレンジジュースにハマってしまいそう。
さっきまで晴れてたのに、ご飯を食べている間に大雨が降り、そしてお店を出た瞬間に止みました。路面が水でキラキラしていて綺麗。
運河クルーズ
アムステルダムは、街に張り巡らされた5つの運河が特徴的な街です。行く前からこの運河クルーズをしたかったんですよね!朝食を食べた後晴れていたので、クルーズしようと船に乗ります。
乗った直後は晴れてたのに……。
徐々に不穏な感じになる空……。
そしたら雨が降ってきてしまいました。あららら……。でもどんよりした運河の街も、重みがあってかっこいいですね。
と思ったら晴れ間ものぞきます。なんだこの天気。ロンドンでアムステルダムの天気を調べた際、BBCが晴れと雨のアイコンを出しており「もっと真面目に天気を予報してくれ」って思っていたのですが、この天気は晴れと雨ですね。疑ってごめん、BBC。
ハウスボート博物館
クルーズの途中、運河の両脇に様々な船が停泊していました。それらはがっちり岸に固定されていたり、完全に足元が埋め立てられてしまっていたりしていて、運河を進むための船とは到底思えません。
こういうやつ。
どうやら、このボートたちはハウスボートといって、誰かのお家らしい!住んでるの?!
このハウスボートの博物館があるらしく、興味津々で訪れます。
うわ素敵!天井がすごい低いし、お金もものすごくかかるそうなので、自分は別に住みたいとは思わないけど、住みたくなる気持ちも分かる。
ところどころで、ボートに住んでるけど、実質はすごく優雅で文化的な暮らしをしてることを強くアピールしてくる。確かに、クルーズから若干のぞけた様々な窓からは、悠々自適にコーヒー飲んだり、読書したり、アトリエみたいなのがあったり……というのが伺えました。きっとお金持ちの優雅な生活なんだろうな〜というのが分かりますね。
ハウスボート博物館から出ると、めちゃくちゃ大雨だ!どちらも傘を忘れてしまったので、フードをかぶって早足で次の目的地である王宮を目指します。
また、さっきみたいにすぐ止むんだろうなあと思っていたのは甘く、どんどん大雨になります。ヨーロッパの人々、ちょっとやそっとじゃ傘をささないのですが、そんな彼らも傘をさしていく大雨。あっという間に濡れ鼠になってしまいました……寒い!!
と、偶然昨日から目をつけていたストロープワッフル屋さんを発見し駆け込みます。ベルギーワッフルは、日本で想像する通りのワッフルですが、オランダではワッフルと言ったらこれだそう。薄いワッフル型のクッキーに、キャラメルシロップ?を挟んで、チョコとトッピングをつけてくれます。オランダに来たことのある彼氏が、これが美味しい!とずっと言っていたのでめちゃくちゃ楽しみにしていたのでした!
ひえーめちゃくちゃ甘くて、しっとりしていて最高だ!見た目からパリパリなのかな?と思いましたが、シロップが挟んであるからか、かなりねっちりしっとりです。一口食べると、温かいシロップがトローっと出てきて、キャラメルとクッキーを同時に食べる罪深さと幸福さを感じます。
出来立てではないストロープワッフルを食べる時は、温かいコーヒーや紅茶の上に置いて温めると、シロップがまたトロッとするそうです!美味しすぎてお土産にいっぱい買ったのでやってみよーっと。
オランダ王宮
次に楽しみにしてたのは、絢爛豪華だというオランダ王宮!昔からヨーロッパの貴族や王族のはなやかな文化が大好きなので、王宮という言葉を聞くだけでワクワクしてしまいます。
入り口の階段を上がり、メインホールに入った瞬間にあまりの美しさに絶句してしまいます。その後は、「すごい……すごい……綺麗……」とぶつぶつ繰り返すだけになる。
どの部屋も、輝かしいばかりのシャンデリアや、真っ白な大理石、繊細なアンティーク家具で彩られています。うひょーまじ?!とくに使うこともないのに、いつか絵を描きたいと資料写真を撮りまくる。
さすがお花の国。生花の飾りがいたるところに置いてあり、さらにそれらひとつひとつがドキドキするほど美しいです。お花はいつ見ても綺麗ですが、寒くてどんよりしていて、色のない冬に見るお花はより輝いて見えますね。
とくに心を奪われたのが、見渡す限りの大理石の彫刻による装飾です。マジで、装飾されてない壁がないくらい。神話の登場人物のまわりを彩る、お花にリボン、木の実、貝殻、楽器……世の中の素敵なものを全て列挙したみたいなモチーフの数々、美しくないわけがないじゃん!ずるいじゃん!
この王宮、もともとはシティホールとして作られたんだそう。こんな豪華なシティホールあってたまるかよ。
王宮を出ると、完全に晴れに。
アンネ・フランクの家博物館。なのですが、チケットは完全に限られた数をオンライン販売でしかしてないそうで、今日の分は売り切れ。入ることは叶わないのでした……。
これは、博物館の裏手のアンネの家。
やることがなくなってしまったので、ちょっとお散歩。雨上がりの夕焼けはとっても綺麗で、アムステルダムに来て本当によかったと感じるのでした。
レッドライト地区売春資料館
2枚目のストロープワッフルを食べながら、次どうするか相談。夕飯を食べるかという話でしたが、ストロープワッフルで完全にお腹一杯に。薄いように見えて、実際は結構重い……。
アムステルダムには、レッドライト地区という売春が合法な地区があり、そこについての資料館があるというので行ってみようということに。
レッドライト地区に近づけば近づくほど、人が多くなり、いかがわしい感じに。大麻とタバコの香りがキツい。赤いライトに照らされた窓がいっぱいあって、その中で綺麗なお姉さんたちがお客さんが来るのを待っています。店前のメニューを見たり、ペットショップで犬を見たり、ウインドウショッピングしたり、そんな感じ。単に商品が女の人ってだけなのかなあっていう光景でした。
資料館は、結構生々しかったので写真はなし。21歳以上で、かつ自分の意思であれば、売春は合法なんだって。でも、やっぱり人身売買だったり、脅迫されたりして結局身を売ることになってしまっている人が多いよ、という展示は結構ショッキングでした。話としては分かるけどね、やっぱり実際見ると違うよね。
人種も年齢も問わず、性欲と好奇心で人が行き交うごちゃごちゃ感に、最高に人間みを感じます。こういうところ興味としてはすごいあるんだけど、実際地区を歩いたり経験したりするのはビビりなので無理。資料館で実情をうわべだけでも知れたのは、美味しいところだけもらえる感じでよかった。
エモーショナルになってしまった!SMコスプレできたり、みんなの性体験懺悔室みたいなのもあって面白い資料館だった!
王宮の前通りかかったら、誰かがシャボン玉を飛ばしていて綺麗でした。
夕飯
最後の晩餐だ!乾杯!
インドネシア風牛肉のシチューとサツマイモのフライ、ツナステーキ、ポテトフライ!やっぱりオランダ料理めーーーーーっちゃおいしい!とにかく味がしっかりする。料理へのハードルを下げてくれ、食への感動を大きくしてくれたイギリスに感謝。
シチューはピリッとスパイシーで、甘いサツマイモのフライと調和を見せている……。マグロは多分ソースがお醤油ベースで、郷愁を誘うよ〜!知っている味の中にも食べるまで想像のつかないスパイスの味が効いていて、食の世界が広がる!うめーーーー!ビール合う〜!
今日で本当に旅行最終日です。マジで食べ物のことしか書いてなくない?って振り返って感じるな。ではまた明日!